CMの矢作さんが素敵だったからなどの理由で最近オンライン英会話、を始めました。やってみて全然英語話せるようになる気はしないのですが、何年か前まで毎日のように大人と喋りたい欲求を抱えていた自分に教えてあげたいと思いました。毎日(日本語通じない)大人と喋れるよ!


レッスンは一番安いコースで一日一回25分間です。講師を選んで予約をし、スカイプで会話をします。私は中学生レベルでフリーの会話がほとんどできません。なので無料テキストを使って、それに沿って文章を読んだり、そのテーマについて単語をつなげた、たどたどしい会話をしています。


初対面の外国人とで、大人と喋りたい欲求が満たされるのかというと、やっぱり表現する、それに反応してもらう、褒められる、相手から興味深いことや初めて知ることを聞く、といったことがすごく楽しいので十分満たされると私は思います。感じのいい人って初対面でも日本語じゃなくても話しがはずんで楽しくなるんですよね…。


初めての講師とはまず自己紹介をし合います。ここでまずコミュニケーションや!って感じます。私は特に仕事中あまり雑談をしないほうなので自分の話を会社の人にすることは少ないです。他部署の人とやりとりをするにしたって、私と相手とのやりとりというより、部署と部署とのやりとりなのでお互いどんな人なのか知らなくても済んでしまいます。


そんな感じで仕事をしてきてしまったのでレッスン毎に自己紹介をするって、すごいトレーニング感がありました。自分はどういう人間なのか、どういう仕事をしているのか、なぜ英会話レッスン受けているのか、どんな趣味で何が好きでそれがどんなに魅力的な物事か、それをわかりやすく興味を持ってもらえるように話すってやってみたらとても難しいです。英単語知らなさすぎて難しいっていうより、自分のこと言葉で表現できるほど掘り下げてこなかったし、どういう風に言ったらいいか練ってもしてこなかったので最初は日本語でも言葉が出てこなくでそれが難しかったです。せっかく会社で仕事してきて、自分のことわかってもらおうとする機会をみすみすスルーしていたのですね。面倒くさかったり、傷つきたくなかったり、自信がなかったりするせいで。だからまあ、コミュニケーション大事大事って、こういうこと、会社の人ともっとやるべきなんだなって気づきもしました。


年齢も性別も経歴も国さえ違うさまざまな講師の人と話しをすることは、社内の人との決まりきったやりとりが多い内勤の自分にとって、説明や表現のいい訓練になっているのではないかと思います。まずは日本語で考えるので。わからない人に対して「おでん」や「イングレス」をどう説明する?


それから感じのよさや話しやすさ聞きやすさは世界共通なのだなと感じます。またレッスン受けたいなと思うのは、
・笑顔が多い
・楽しそう
・私に興味を持ってくれる
・初心者の私に合わせてゆっくり話してくれる
・チャットを使ったり言い換えや具体例を出したりして熱心に教えてくれる
といった講師です。逆に次は違う人にしようと思うのは
・自分ばかりまくしたてて喋る
・私のつたない喋りにあきれたような困ったような態度をとる
・自分のことや意見を言った後照れ臭いのかデュフフと笑う
・髪をいじったり顔を掻いたり何かしながら喋る
・マイクやネットワークなど環境が悪いまま続けている
・やる気がない
らといった講師です。25分間あっと言う間で時間が足りない!って人もいれば、開始5分で、あ、なんかもう終わりにしたいっていう人もいます。それってもちろん私も講師からそう思われてんだよねっ!感じのいい悪いや、お互い様ってこと当たり前なことなんだけど、すっごい実感しました。


「そもそも仕事で一番大事なのはコミュニケーションではありません。「納期までに予算通りに求められたレベルの仕事を仕上げること」が大事なのです。」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20141215/196902/?ST=mobile


↑この抜粋した文章に私は随分慰められたけど、一人山奥にこもって生活しないのであれば、会社や地域どのコミュニティでもコミュニケーションは発生する。それをちゃんとやるためには自分なりに感じよく話しやすい聞きやすい人になる努力をしないといけないんだな。知ってたけど知らなかったわー。


といったことを英会話関係なく実感できたので受けてみてよかったです。ほんと大人になればなんでも自然にできるようになるって思っていたけど全然ならないね。知らなかったわー。


大人と喋りたい欲求が高い時始めていれば、今頃英語ペラペラに…などとありえない妄想もしますが、その欲求のおかげでその時インターネットを通じて友達を作れたのでそれはそれでよかったのだ。