嫌いなもの好きじゃないものを公言するのはやめよう自分。しーなりんごだって「なにかをわるいというのはとてもむずかしい」って歌っている。そのものを分析してここがこうだからと解説して読んだ人がナルホドデスネと思えるようでなければ、それは愚痴の言える相手にちょっとお時間をもらってしゃべらせてもらうしかない。
でもすみません、しいたけと肉の脂身だけはダメだ。苦手なんだ。嫌いだ。食感を思い出しただけで涙目になる。大人なので刻んであればダイジョブ。
母が最近「あなた小さい頃から好きだったわよね」と言ってブルボンのホワイトロリータを買ってきたのだけど、20代の頃はそんな話ひとつもしなかったのになんで今さらと思った。人の記憶って再生されたビデオみたいにフラットではなくて、スローモーションだったり倍速だったり静止画だったり浮かんでいたりもぐっていたりエクセルの列を表示しないみたいにされていたりしている。母親にとってホワイトロリータは幼児の私とセットになっていて、こどもの赤ちゃんがえりみたいな、50代女性の若ママがえりだったのかあれはとひどいことを思う。
周りの人には私のこと全部フラットに覚えていて欲しいなあと、懐に飛び込んでいくような付き合い方もできないくせに思ってしまう。
お母さん私はまだしいたけが嫌いですよ。