tatoco2009-08-22

鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人
2009/7/18〜9/27 東京オペラシティアートギャラリー
1000円(ネオテニージャパンの半券持ってくと800円)

ネオテニージャパンや他の展覧会で数点だけ見たことはあるので、同じように絵が淡々と飾ってあるのかなあと思ったのですが、会場全体が一つの作品のように作ってあって面白かったです。会場の最後に会場設営や他の個展などのビデオが流れていたのですが、21世紀美術館ミヅマアートギャラリーでもなにやら凝った展示をされていたみたいで、個展の開催を知らずにいたことが悔やまれます。
「みみお」は少しかわいすぎるんじゃないかとかナイフのモチーフはよくわからないなあ思っていたのですが今回の個展を見て鴻池さんの作品をもっと好きになりました。キーホルダーも買うかどうかしばらく迷うくらい。
赤い部屋と三方ふすまの部屋は作品の大きさに圧倒されました。係の人がいなければしばらく居座りたかったです。チラシで見たあの絵はこのサイズなんだってやっぱり直に見られるのは贅沢。
それから「焚書」私と同じ五本指を持っている人でなんであんな絵がかけるんだろう、といろんな作品を見ていて思うことがたまにあるのですが、この作品(しかも鉛筆)も身悶えるくらいそう思いました。それからビデオを見たら鴻池さんがきれいな人だったので、あんなみっちりした絵をたくさんかいて疲れているところを見てみたいと思いました私は女です。そしてインスタレーションも大きくて怖くておもしろかったです。
あ、2-b、2-cの「インタートラベラー」見逃したぽい。1の「面」は偶然気づけたけど。これから見に行く人は帰る前に作品一覧で確認したほうがいいです。あと映像作品が二つあるし、最後のほうに影響をうけた(?)絵本などをコメントつきで置いてあったりするので時間は多めに見てじっくり見ればいいんじゃない。
とにかくさ作品自体は他の展覧会でも見られると思うけどこの展示方法はもうやらないかもしれないし、どっぷりその作家の世界に浸るのもそうそうできることではないと思うので見ることができてほんとよかったです。や今だけだから見られてよかったわけじゃなくて、いろんな作家の作品が並んでる中で見るのと、個展はこうも違うのかと今回知ることができたのと、作家さんに対しての印象が変ったのでよかったです。