夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦 「夜は短し歩けよ乙女
文字をおうだけでもにやにやして、お話にもにやにやした。もしこの本を私が大学生の時に読んでいたら、乙女みたいになりたいと思って、京都は遠いから浅草に電気ブランを飲みに行ったり、でもお酒は弱いから顔を真っ赤にするだろうし、少し丁寧な言葉遣いに直したり、でもきっと当時の口の悪い友達に「気持ち悪いよ」と言われるだろうし、「なむなむ」と口にしたり、さらに友達に気味悪がられるだろうし、とにかくもういろいろ実行しそうだなあというさかのぼり妄想をして恥ずかしくて身もだえした。少しだけ。