やなぎみわ マイ・グランドマーザーズ
東京都写真美術館 2009/3/7-5/10 700円

これはぜひ女の子と見に行くべきだと思い、会社の子を誘った。口で説明するとよくわからない現代美術の話をよく聞いてくれるいい子でありがたい。女の人が自分がおばあちゃんになった時どんな風になってるか想像して、その姿になった写真。という説明に興味をもってくれたのでよかった。

見に行く前に、「同じテーマで男性がやっても面白くないだろうね」「うんうん」という話をしていたが、男性の写真もあったみたい。どれだかは全部はわからなかったけど。

でもやっぱり女だから面白いと思う。女性は変わるから。男性は若くてもおじさんでもおじいちゃんでもなんか子どものころから変わんない部分があってそれがその人をかたち作っていると思う。あと追うものがみんな同じなんじゃないか、とかだから誰を撮っても女性ほどバラエティないんじゃないとか。それは偏見か。

それから自分の老後の姿を夢を持って妄想するのって男の人はやるのかな?女の人は私の知ってる限りではだいたいやると思う。一緒に見に行った子はおばあちゃんになっても胸の開いたセクシードレスを着たい!って。学生の時の友達は縁側で孫にほら話をしたい!って。私はベレー帽かぶって食事に行きたい!とか孫か子どもを後ろに乗せてバイク乗りたい!とかささやかだけど。結婚も出産も育児も男女雇用機会均等法もセクハラもモテもダイエットも美容もそういったことで悩んだりしばられたりしなくなってすっきりするんじゃないかという希望。があるから妄想するんじゃないかなあと思った。お金・・・の問題は死ぬまでついてまわるか。

あと作品にわざとかもしれないけど、だんなと縁側で茶をすするとか、手をつないで買い物とかチャーミーグリーンな老後が一枚もなかった。それか、チャーミーグリーン後の自分だったのかもしれない。だとしたら女性はみんな、男性より長生きする気で全然いる。