tatoco2008-12-15

先日自転車で環八を北上して練馬区立美術館へ石田徹也展を見に行きました。
絵に出てくる男の人(特に後半の方)の髪と眉が昔の知り合いに似ていたので思い出しました。そいつはこれらの絵を見たら暗い部分に反応してうつうつとしそうだなあと思いました。それは私が相手だったからそうなだけで、ほかの女の子の前ではもっとうまくやっていたのかもしれません。当時もぼんやりそう思っていたけれど、うまい関係を作れずに、思ったことを言い合ってけんかばかりしていました。
たまたまだったのかもしれないけど私より年上の男性ひとりで来てる人が多くてそういう層にうけているのかしらと思いました。層といえば自分の年齢層もひと段階あがるわ、もう少しで。
絵の暗い顔というより困った顔、「男の人の困った顔が好きです!」なんて以前は言っていたけれど今はぜんぜんそう思いません。そんなこと言っていた自分が気持ち悪い。
寝ている男の人を包んでいるくらげのレース模様がかわいい。昔ああいう模様のビニールシートをユザワヤで買って手帳カバーを作ったことを思い出しました。うまい感想が書けないので自分のことばっかり。
石田徹也−僕たちの自画像−展 練馬区美術館 2008/11/9-12/28 500円


帰りは環八のわき道を通っていたら案の定迷い、大田黒公園というところに寄りました。いちょう並木をくぐると、もみじがたくさん植わっていました。細道に整然と並ぶいちょうもきれいでしたが、日の光にあたってグラデーションしているもみじもまっこときれいでした。
私はさくら運ももみじ運もなくて損していると思っていたけど、見たことをしっかりと覚えもしないでテレビや写真の景色をうらやましがっていただけでした。勝手に損とか思っている場合じゃない。
森 絵都の「永遠の出口」を読んだすぐ後だったのでもみじを見られてうれしい。