tatoco2008-11-29

満員の小田急線車内、私が手を伸ばしたらちょうどのところにあるつり革を、白髪のおじさんが2つ持ちしている。仕方なくつかまった別のつり革は、優先席仕様で長めにdesignされているのですがこれが不安定なんだ。

学生の時授業で民家園を見学しました。民家園は民家をいろんなところから移築して集めたテーマパークです(いやいや)。そこでの説明によると、納戸というのは今では物置みたいな意味で使われていますが昔は違ったそうです。納戸は外と直接つながりのない家の真ん中に配置されていてそこに家の外の人に見られたくない、物を置いたり、事をしたりしたそうです。新生児や病人や死人を寝かせておいたり、子作りをしたり、お産をしたり。っというのを聞いて子作りにはげしく反応した私と友達はその後一つ一つの民家で納戸をチェックし、あそこでねーふーん、この納戸でねー、とみっちり見てまわりました。おかげで普段真面目組でもなかった私達が解散場所についたのは最後の最後でクラスの他の子は見終わった人から帰っていたので誰もいませんでした。でも充実した授業でした。

テレビで見た昔のお産は、畳の部屋に天井からひもが一本下までたれていて妊婦はそのひもにつかまって痛みをこらえるそうです。納戸にもそういうひもがたれていたのかもしれません。

長めのつり革につかまって思ったことは妊婦はこんな感じでつらいのをがまんしていたのかしら、まあ実際今私満員電車でつらいしね、でも周りの人に昔の出産みたいだと思われていたらすごくはずかしいじゃん!ということです。

今日の1枚:乗っていた電車の隣に貨物列車。貨物列車かっこいい。