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- 作者: 佐野洋子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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―――男ってみんなガキなのだ。鈴木宗男を見ているとガキの顔してやってるなあと思う。男が一心不乱になるとみんなガキになる。ワールドカップの男たちが、ちんこいボール一つに文字通り生命をかけて必死の形相でかけ回る。ガキの美しい形相に感動する。昔子供の草野球でも男の子はあんな形相をしていた。
―――しかし女はガキである事があったのだろうか。ヤワラちゃんが懸命に背おいなげをして金メダルとっても、ガキだなあと思わないのは何故だろうか。女はガキと違う生き物なのだろうか。
佐野洋子のエッセイを読むと自分もこのまま大人になってってもいいんじゃないかと思う。あと自分の母親より年上の女性がこんな言葉でこんなこと考えるものなのかとびっくりする。女の人って男の人のこのガキの部分が好きじゃないのかな。私は大好きです。あと自分のことガキだと思っていたけど、男の人のとは違うな、っつーか女がガキじゃちっとも素敵じゃない。